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2004年2月

2004年2月10日 (火)

続 iPod In-Ear Headphones



 iPod In-Ear Headphonesですが、その後、久々に取り出してチェックしたところ、色々と勘違いが発覚したので、訂正記事です。

 まず、低域や高域の音量バランスですが、イヤーピース次第で(当然ですが)激しく変わります。

 しっかり耳孔で保持されるイヤーピースのサイズが、自分の場合はLサイズなのですが、むしろMやSのほうが音質的には正しい模様。

 というのも、Lサイズ装着時に妙な違和感(こもりつつも広がっている)のあった低域が、イヤーピースを変えて聞き比べたところ、かなり自然なものになっていたからです。

 私の耳のサイズの場合、Sだと、SonyのE888に近いバランスで聞こえて、MだとMX400よりに聞こえます。

 音質に関しては、MX400とほぼ同格ではないでしょうか。比較すると、音の広がりは乏しくなって、定位はハッキリします。粒立ちは良くなりますが、再現性は低くなる傾向ではないかと。

 価格差はありますが、音質的には好みの問題かな、と思います。全体に、嫌味のない音傾向ですし。ただ、もう1000円程度は安くてもいいかな。


2004年2月 7日 (土)

Fate 感想 1



 Fate / stay nightをプレイしたので、ざっと感想まで。
(今回はネタバレを控えます。ネタバレ有りは次の機会にでも)

 全体的に見ると、前作の月姫同様、物語を側面ごとに切り分けて構成するのが上手いなあ、と関心させられるコトしきりでした。

 全部で三つのルートが存在して、それぞれFate、Unlimited Blade Works、Heavens Feelの名が付けられていますが、聖杯戦争に関わるある英雄中心の話、主人公を中心にした話、聖杯戦争そのものの話、という風に切り分けられていて、どれか一つをクリアしても、物語の全容が見えない構成です。

 また、それぞれのシナリオは同様の展開をとる部分が少なく、別物として楽しむことができるようになっています。三つのシナリオが重合して一つのストーリィを構成するかのような組み立て方は、各キャラ攻略系のゲームにありがちな「もう飽きた」感をかなり低減していると言えるでしょう。

 全体として、安直なシナリオが少ないのもポイントです。ありふれた落としどころではなく、もう一歩踏み込もうとするのはシナリオライターと言うより小説家らしい仕事に思えます(私自身は踏み込まない物書きだったりしますので、小説だから、という話でもないのですが)。お約束重視の作品のほうが気楽に楽しむことができるのですが、どちらをより良いものと感じるか、と言われると微妙ですね。

 テキスト以外の演出面に目を移してみますと、月姫と比較するとかなり良くなっているように思えます。音楽は製作に余裕があったのか、手のかかったものになっておりますし、ビジュアル面では、エフェクトと絵(とくに背景絵とか)の両方でかなりの向上が見られます。

 この点に関しては、月姫をあっさり超えていると言ってよいかと思います。

 その影響もあってか、戦闘シーンなど緊迫するシーンでの迫力と緊張感はかなり良い水準になっています。月姫がクールなスプラッタなら、Fateはバイオレンスでアツい、というところで、サーヴァント同士の戦闘などでのアツさは、月姫には存在しないものと言えます。今回、私が個人的に最も楽しんだ点の一つです。

 問題点については、要素的に月姫をなぞる部分が多い点や、語り足りなかったり、逆に語りすぎてる点(相変わらず説明は多い)などもありますが、一番残念だったのは、ミステリ要素がかなり薄いという点でしょう。月姫にあった新本格へのオマージュ的な部分は、今回も少しだけありますが、作品としてはミステリではなくなっています。

 次回作では、是非ミステリ要素の復権を期待したいところですねー。