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2004年12月24日 (金)

黒死病はペストだったのか?



 中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱


 中世に発生した黒死病と言われる病気は、実はペストではなくてウィルス出血熱だったのではないか、という指摘があるそうです。


この際の症状は嘔吐、鼻からの出血、皮膚の突然の内出血、昏睡などです。解剖の結果では胃、脾臓、肝臓、腎臓の出血など、さまざまな病変が見いだされています。

また、1656年から57年にローマとナポリでの解剖例では全身が黒ずんだ内出血に覆われ、腹腔をはじめ内臓が黒くなっています。


 改行は碧が勝手に入れました。確かに、この記録からすると黒死病=ペストというのは無理があるような気もします。

 #なお、ペストの症状はこちらとかWikipediaにてご覧になれます(最近、Wikipediaとはてなのキーワードが素晴らしく便利に感じられるようになってきた)。

 碧は素人なので、間違った記述があるかも知れませんが、一応経緯(?)を書いてみます。

 まず、黒死病の発生のほうが、細菌研究が始まったのよりもずいぶん先でしたので、後世になって文献等の症状からペスト=黒死病と結びつけたわけですが……。

 出血熱はウィルスによるものだったため、電子顕微鏡が出来るまでは研究がなかなか出来ませんでず、かつ、出血熱が歴史というか医学界に再登場してきたのもペスト(こちらは細菌なので、電子顕微鏡がなくても見える)よりは後だった、というのが黒死病=出血熱説ではなく、黒死病=ペスト説になった理由なんでしょうね。

 つまりは……。

 黒死病という病気が昔あった→ペスト菌により発生するペストは致死率も高いし感染するし、どうもそれっぽい→ペスト=黒死病ってことでいいんじゃないかな→電子顕微鏡が出来た→ウィルスによる出血熱が目立ってきた→歴史書を見直すと……→どうも黒死病ってペストより出血熱に症状似てるな……。

 という流れなんじゃなかろうかと。

 まあ、黒死病がペストじゃなくて出血熱の系統だと言うことがもし正しかったとしても、主に歴史研究的な観点からの価値になるんじゃないかと思ってしまいますが……。

 #それと、まだまだ感染症は恐ろしいものだ、というのを再認識するぐらいですかね。まあ、狂牛病(感染症に入れていいものかどうか分からないけど、感染する)とかエイズとかあるので、感染症が恐ろしくないと思っている人はいないでしょうけど。


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