Pentium DやPentium XEは使いものにならない?
【レビュー】Pentium DとIntel 945Gチップセットを緊急テスト (6) まとめ (MYCOM PC WEB)
以下は、上の記事からの引用である。強調は碧が独自に追加した。
今回Pentium D 840を使ったときの事、リテールのクーラーを使っても、しばしばCPU温度は80℃を超えてしまい、TM2が動いて強制的に動作周波数を2.8GHzに落としてしまうため、性能がPentium D 820と変わらないという事態が度々発生した。最終的には、8cm高速ファンをタンデム化したものを2組用意し、これをCPUクーラーのそばに置くと共に室温をできるだけ下げて何とかテストできたが、とにかく発熱が半端ではない。「なら何でPentium XEでは問題なかったのか?」と言われそうだが、こちらはTM2がDisableになっているので、温度が上がりすぎてシステムが止まることはあっても、勝手に動作周波数が変わることはなかったからだ。純正品より効率よくCPUを冷やせるクーラーは、Pentium Dの利用には必須だろう。
まあ、冷却周りを高性能なものにしてしまえばいいのだろうが、リテールファンでまともに動作しないというのは理解に苦しむ。XEの場合は、システムが止まることがあるという時点で話にならない気もするが、元々ハイエンド向けのXEでは、冷却周りでシビアであってもユーザはそれなりに対処するので問題ないだろう。また、PCメーカー側にとっても、その為に製品コストが上がるようなことになっても、顧客の理解は得られるものと考える。
#とは言っても、誉められたものではないのは事実である。
が、Pentium Dの場合はどうか。メインストリーム向けである以上、このCPUを利用するユーザーは多数存在する。また、このPCを取り扱うベンダ(PCメーカー)も多数存在するだろう。とすると、熱設計上の問題は嫌がられるに違いない。
しかも、下手に熱暴走を防ぐ仕組みがあるので、リテールファンのままシステムを構成し、負荷が高くなると即クロックダウンするような状態であっても、PCメーカー側にとっては「売れないものではない」と捉えることもできる。
つまり、冷却能力が低い状態で廉価に構成したPCと、冷却能力を上げて100%の性能を真夏でも出せる状態(ただし幾分高い)のPCが、同時に売られる可能性があるわけだ。
すると、事前の知識がないユーザーが、同一CPUが使用されているという表示だけを見て製品を購入し、結果「実質的な性能が低い」という被害を受けることも考えられる。
それ以外にも、CPUが常に大量の熱を出すことによって、システム全体の安定性が下がることもある。HDDなど、熱にあまり強くないパーツもPC内には沢山あるからだ。
個人的には、現状のPentium DとXEは「シングルチップでデュアルコア」に一番乗りするためだけに作られた製品でしかないと思う。実際、「シングルチップでデュアルコア」を実現している仕組みというか設計自体も、技術的に見てスマートとは言えない。
intelの製造技術を持ってしてもこれだけの熱を発生させてしまうところからすると、他にもまだ不安な点があるかも知れない。今回の製品は、基本的には趣味の品だろう。
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